電源トランス 〜 ギター アンプ
フェンダー アンプ ” Champ ” 5F1 (クローン)の 電源トランス の交換。以前 5E3P アンプ の電源トランスの作成にも依頼させていただきました アテネ電機 (株)さんに今回の5F1の 電源トランス も依頼させていただきました。 電源トランス はただ電源をアンプに供給するだけ、これと言ったこだわりなどはないと思われてる方も多かと思います。 電源トランス の役目はコンセントから出てくる交流の電圧をアンプが必要とする高い電圧(交流)に変換することです。変圧器のような感じです。もちろん アンプ の大きさによって必要な電圧が異なるため、 電源トランス は個々に違ってきます。今回もアテネ電機さんに必要な電圧に合ったコイルを巻いていただき 電源トランス を作っていただきました。
トランスにはリード線も付けていただきました。もちろんリード線なしでも注文できます。今回作っていただきました 電源トランス は;1次側は100V(50/60z)、2次側は300V(270V)、0(グランド) 、300V(270V)、6.3V、5Vになります。ここで 電源トランス で重要なことは長時間の使用でも安定した機能を維持でき事と過度に熱を持ってしまわないことです。その点、アテネ電機さんトランスはとても優れています。
5F1の回路図の電源部分は 電源トランス からどの様に増幅回路部へ行くかを簡単に書いてみました。家庭用コンセントからの電気100Vの交流(AC)が電源トランスへ行き アンプ に必要な電圧に変換され交流(AC)から直流(DC)へ変換され増幅回路部へと行きます。
トランス交換も終わり、音出し。第一印象は前の電源トランスに比べノイズが無くとても静かです。もう一点は音がクリアかつ音圧、抜けがいい!交換前の 電源トランス のノイズは気になっていました。またアテネ電機さんのトランスに比べて音はぼんやりした感じで、音が痩せていた感じです。しかし、この音に関しては人それぞれ好みがありますので ….アテネ電機さんのトランスをノイズの件、音のクリアの事でとても気に入ってます。電源トランスでもこんなに音が違ってきます。また電源トランスと他に最終的にスピーカーへ信号を送る出力トランスは アンプ の音作りには重要なトランスになります。またこの出力トランスをアテネ電機さんの出力トランスへ交換した場合はどのように音が変わるかも楽しみです。
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