ジャズスタンダード集

ジャズのスタンダードを覚えるによく使われるThe Real Book”Fake Book”The New Real bookや黒本「Jazz Standard Bible」など有名ですが個人的にこの「All of The Jazz Standard スタンダード・ジャズのすべて」が気に入ってます。この本にはたくさんの曲にVerseもあり歌詞もあり曲を覚えるには重宝しています。Verseからイントロを作るのに参考にしています。曲を覚える時、歌詞を読んでどんな曲かなとイメージもします。個人的に歌詞から曲の内容を理解をすることでその曲への気持ちの入れようが変わるかと思ってます。Joe先生のレッスンを受けてる時、チャーリーパーカーの”Out of Nowhere”をイメージをして僕は”Out of Nowhere”を弾いていましたが、Joe先生は”Out of Nowhere”の歌詞を歌っていて、その時僕はこの曲に歌詞があるんだ!って思いました。”Out of Nowhere”など映画音楽をジャズで演奏されていたころは自然とラジオをつければ流れたいた曲なので昔の人はラジオから流れる歌詞で曲を覚えていたのかなと想像してます。昔は普段の生活の中、今ジャズスタンダードになっている曲は自然と耳に入るものだったかもしれません。そう考えると今はジャズスタンダードを覚えるのにはざわざ自分からジャズの曲を聞かないと聞けないので昔の人と比べると曲の覚え方は大分違うかもしれません。楽譜で見て覚えた曲は忘れやすいが耳で覚えた曲はなかなか忘れないかなと前から思ってます。この本「All of The Jazz Standard スタンダード・ジャズのすべて」は古い曲に関してはコードはあまりいじくっていないようなバニラ コードのようなものも見うけられます。今のFake bookや黒本はオリジナルキーではない曲もありコードもオリジナルから付け加えられたり、変えられたコードも多いかと思います。例でFake Bookなどの「Stella  by Starlight」の最初のコードはE7b5で始まりますが、Joe先生はStellaの最初のコードはA7が正しいんだよって訂正してくれました。当初の方にとってStellaがEm7b5から始まるのは相当違和感があるかもしれませんね。また今では普通に思えるii-Vのコード進行も…..Vだけでいいじゃないって言う方も… なぜVの前にわざわざiiを付け加える?….変えられらコードも今や定着しそれが自然と思ってしまう。今のFake bookや黒本などはジャズを演奏するにあたり管楽器のキーに合わせたり、アドリブなど演奏しやすくコードを付け加えたり、よりジャズに適したLead sheetsに出来上がってきてるかなとも思います。Fake bookや黒本に書いてあるコードはガイド又はあくまでも参考として見ると演奏の可能性は大分広がるかと思います。それもジャズの面白いところの一つかと思います。