ソルダーレス 自作 ギターケーブル
ギターケーブル 、昔はシールドと呼んでましたが今ではケーブルと言う人が多いかと思います。普段はシールドは自分でハンダ付けをして作ってます。自作なら安く自分の好きのな長さで作れるます。今回はハンダでなくネジで止めるタイプの ソルダーレス ケーブル を作ってみました。ハンダ不必要なソルダーレスのケーブルといえばGeorge L’sが有名ですが今となっては各社がソルダーレスのケーブルを出しています。今回作るケーブルに使用するケーブルは Bleden の「 8412 」、プラグは Switchcraft (スイッチクラフト)の 米軍軍用規格「 M642/1-1 」を使用しました。
ハンダは使わないので使用ツールはこれだけ。配線をプラグに固定するための精密マイナスドライバー、ケーブルの外ゴムカバーを切るのに小型ナイフ、配線のカバー剥くためのワイヤーストリッパーと配線と丸型圧着端子を圧着するための圧着ペンチの4点が必要となります。
プラグにネジ止めをする長さを考えながら適当な長さに小型ナイフでケーブルのゴムカバーのみを切り取ります。黒と白の2芯の周りをシールド線が網の様に覆ってます。そのシールド線を小型ナイフでほどきシールド線、白、黒の3つの線に分けます。通常のギターケーブルはシールド線と1芯の2つの線をよくみますが、 Belden の8412は3つ(シールド線と2芯)あります。
この3つの線をどのように配線するかは代表的な方法が3通りあります。①シールド線をアースに落とし、黒と白の2芯を一緒にし1つの信号線にする方法。②シールド線と黒線を一緒にしアースに落とし、白線を信号線として使用する方法。③ギター側のプラグにシールド線と黒線を一緒にしアースに落とし、白線を信号線と使用します。そしてアンプ側のプラグではシールド線を切り落としシールド線は使用せず、黒芯をアースへ落とし白線を信号線として使用します方法。今回は③の方法でケーブルを作ってみます。
シールド線、白線と黒線を適当な長さに切り丸型圧着端子を取り付けたら、後はネジで止めるだけととてもシンプル。最初にアースをねじ止めしてから次に信号線をねじ止めします。初めてこの「 M642/1-1 」プラグで作ってみましたので慣れず、意外とこのネジがなかなか上手く止めれなく苦戦しました。
最後にプラグカバーもネジ止めして完成です。アンプ側とギター側とプラグを分けたので目印も付けておきます。目印を付けずにケーブルに書いてある文字の向きをアンプ側(又はギター側)と決めておくもの良いですね。黒のプラグに赤のケーブルはカッコいい。音質はカッコいいケーブルだからよく聞こえる。ケーブルは太ければ良いってことではないですが、 Bleden の 8412 は間違いないです!