局所性ジストニア②〜 ボツリヌス療法
<ボツリヌス療法>
ここからは、僕が実際にゼオマイン注射(ボツリヌス療法)を受けたことで、どのような効果があったのかについて書いていきます。
あくまで僕自身の場合の体験ですので、他の方にも同じような効果や副作用が出るとは限りません。ただ、注射によって症状が改善される方は多いようです。
僕の場合、注射を受けたことで、右手を無理なくコントロールしてギターを弾けるようになりました。
ただし、副作用もありました。
局所性ジストニアでは、ギターを弾く際に右手に必要以上の力が入ってしまい、手首が自分の意思とは関係なく動いてしまいます。
注射は、こうした筋肉の過度な緊張や無駄な力が入ることで勝手に動いてしまう手首を抑えるために、特定の筋肉に注射します。
しかし、注射の作用はギターを弾いている時だけに現れるわけではありません。日常生活で右手を使う時にも、その影響が出ます。
僕の場合、注射を打って4日目くらいから、ギターをかなりスムーズに弾けるようになりました。
その一方で、最初の頃は右手の力が入りにくくなり、2Lのペットボトルを片手で持つことができず、落としてしまうこともありました。
また、雑巾を絞ったり、手首を捻るような動きをすると、手首が脱臼したような症状になり、ものすごい激痛が起こることもありました。
そのような症状の場合は、痛みがあっても手首を上下に振り、「ポキッ」と音がするまで動かします。「ポキッ」となると、痛みがなくなりました。
ただ、これはあくまで僕自身に起きた症状と対処法です。同じような症状が起きた場合は、自己判断で対処せず、医師に相談したほうがよいと思います。
それでも、1ヶ月ほど経つと右手の力も徐々に戻り、2Lのペットボトルも右手で持てるようになりました。手首が脱臼することもなくなりました。
そして、注射から1ヶ月経った現在も、ギターを弾く時の右手は非常に好調です。
ボトックス注射の効果は一般的に約3ヶ月程度とされていますが、人によってはそれ以上効果が続く場合もあるようです。
3ヶ月、あるいはそれ以上経って効果が弱くなり、ジストニアの症状が再び出てきた場合には、再度注射を受けることになります。
僕がボトックス療法で目指しているのは、単に症状を一時的に抑えることだけではありません。
注射の作用によって右手を正常に動かせる状態を作り、その期間に正しい動きを脳に再認識させる。
そして最終的には、注射を受けなくてもジストニアの症状が出ない状態に持っていくことが目標です。
ゼオマイン注射は「どこに打つか」が非常に難しい
このゼオマイン注射は、実際に受けてみて、注射を打つ場所を決めることが非常に難しい治療なのだと感じました。
僕の場合は、約1ヶ月に1回の診察を受けながら、3ヶ月ほどかけて「どの筋肉に注射を打つべきなのか」を慎重に探っていきました。
的外れな場所に注射をしても、十分な効果は期待できません。
さらに、ゼオマインは一度注射すると、次の注射まで約3ヶ月の間隔を空ける必要があります。そのため、最初の段階で「どこに打つのか」を慎重に決める必要があります。
そして実際に注射をする際には、エコーを使って筋肉の動きを確認しながら、よりピンポイントで注射する場所を決めます。
今回、僕が初めて受けたゼオマイン注射では、2ヶ所に注射しました。
量は少なめだったそうです。
ちなみに、注射自体は全く痛くありませんでした。
🎬 2025年5月18日時点の動画では、思った弦にピックを持って行けていないので、まともに弦を弾けていません。https://youtube.com/shorts/CMPTtJ0MKEs
🎬 2026年8月13日時点の動画では、ゼオマイン注射を打って2週間経過した右手の状態です。2025年5月の動画と同じフレーズを弾いています。https://youtube.com/shorts/U6NwnDDnTRc

