Fender Champion 600 Speaker

改造したFender Champion 600のアンプのスピーカーを交換。6インチ20WスピーカーJENSEN,C6Vに交換しました。元々ついていたFender?のスピーカーと比べ歪みやすい。元々ついていたFender?のスピーカーはヴォリュームを7まで上げても歪みませんでしたがJENSEN,C6Vに変えてから7で歪みだします。JENSEN,C6Vの方が音の抜けはいいですが、粒が荒く感じます。元々ついていたFenderスピーカーの方が綺麗に整った音がしてましたが、全体的にマスクされた感じでした。オリジナルのFender Champion600を弾いたことありませんが、この歪み、粒の荒さの音は単音にも厚みが出てこれはこれで気に入ってます。和音を弾くとかなり歪みが目立ちますがこれがFenderのキャラクターに近い音かなと想像しています。
Fender Champion 600アンプが登場するまで、1946年にFender社から登場したPrincetonアンプのアップグレードアンプとして1948年にChampion 800アンプが登場。当初Princetonが登場した時はPrinceton ラップスチールギターにヴォリュームコントロールノブがついているのになんでアンプにヴォリュームコントロールノブを付ける必要があるのかとの疑問からPrincetonアンプにはヴォリュームもトーンコントローラーもなにも付いていませんでした。また電源もコンセントを抜けば電源はオフになるので電源スイッチは不要との考えだったようでPrincetonアンプには電源スイッチもなかったようです。確かにコンセントを抜き差しすれば電源はオン/オフになるがその発想は今は考え難いです。1948年にPrincetonのアップグレードアンプとしてPrinceton と同じ真空管(プリ管、パワー管、整流管) にヴォリュームコントロールノブをつけ8インチスピーカーのChampion 800アンプが登場。その翌年、1949年にChampion 800の小ぶりバージョンとして6インチスピーカーのChampion 600がChampion 800の後継モデルとして登場。Champion800も600も同じ真空管(プリ管、パワー管、整流管)を使用し回路図も似せて設計させている。このChampion 600は1949年から1953年まで続くモデルとなった。1953年〜1955年にはワイドパネルのツイードタイプのChampion600が登場。1955年からプリ管は6SJ7からFenderでは定番の12AX7へ変更になり、モデル名はChampになった。