Fender Deluxe アンプ改造

こちらのアンプはフェンダーデラックスアンプ 5E3の改造です。Weberの改造品でWeberで販売されていた5E3Pアンプです。このアンプはクリーントーンで太い音を出したいジャズトーンにはピッタリ!かと思います。35Wありますのでカフェやレストランでの演奏には十分すぎます。オリジナルのフェンダーデラックス5E3アンプは15Wです。

一度オリジナルの5E3の15Wでも作りましたが、ヴォリュームをあげ音が出始めるヴォリューム2〜3で既に音が歪んでしまいクリーントーンどことではありませんでした。自分の作り方が良くないのか?と思いWeberにも問い合わせしましたがオリジナルの5E3は構造上そのようにすぐ歪んでしまうようです。そこでWeberの改造図面を参考に5E3から5E3Pへアップグレードしました。

オリジナルの5E3と5E3Pはパワーが大分異なります。入力信号、音作りのところは5E3と5E3Pではほとんど変わりはありません。しかし、電解コンデンサーは5E3Pの方が大きです。その分パワー真空管もオリジナル5E3は6V6を2本ですが5E3Pは6L6を2本使用します。あと5E3Pにはバイアス調整ノブが付きました。パワートランスは100V仕様でアテネ電機株式会社さんに作っていただきました。

5E3Pは通常のフェンダーより全体的に音は曇った感じがしますが、その分音は太く感じメサブギーのmark1あたりに似てるような..?感じで僕は気に入ってます。トーンコントロールが一つしかないため外で使用する際にはイコライザーが必要な場合があります。これにtreble(高音), mid(中音), bass(低音)のコントロールが付けれたらと思っています。キャビネットも固く作りはしっかりしていますのでアンプの箱の鳴りもいいです。

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