ギターフレット

ギターの指板の区切り区切りに金属製の「フレット」が埋め込んであります。多くのフレットは18%ニッケル(シルバー)が使用されていますが、弾いていくとフレットのヤマは削れていきます。よってよく弾く場所はフレットのヤマが潰れあまり弾かない箇所のヤマは残ったままとなり全体のフレットのバランスが悪くなります。潰れたヤマの低いフレットで弦を押さえた時、ヤマの潰れていないフレットに弦があたり音がつまったり、場合によっては音が出なくなったりします。そこでリペアショップでフレット全体のバランスをとる作業としてフレットのレベリングをします。レバリングをすることで潰れているヤマと同じように他のヤマも削り落としフレットの波のバランスを整えます。レベリングは弾く頻度によって異なりますが年に1回、2年に1回などおこないます。レベリングを何回か繰り返すことによってフレットは徐々に消耗していきます。フレットのヤマがなくなりレベリングも出来なくなるとフレットの交換になります。そこでフレット交換は通常元々ついていたフレットのサイズと同じサイズの物と交換します。しかし、ギタリストの中には気に入ったフレットがあり新品のギターでも最初に好みのフレットに変える方もいます。フレットもギター弦と同じように各種あります。

フレットのヤマの幅2ミリ前後の物がよく使用されるかと思います。写真にあるように上からMartin社のフレット(フレット高:0.94mm 幅2.03mm)、Stewart-MacDonald社; 148(フレット高:0.99mm 幅2.13mm)、  Luthiers Mercantile International社; FW7400/FW74(フレット高:1.09mm 幅2.03mm)、Stewart-MacDonald社; 152(フレット高:1.22mm 幅2.34mm)があります。昔はJim Dunlop社のフレットが多かった様ですが今は色んなメーカーからフレットが販売されており種類も豊富です。

こちらはストラスキャスターのフレットです。フェンダー標準のフレットでJim Dunlop社の6230です。フレットの幅は2.03mm、高1.09mmです。 フェンダーのヴィンテージギターのフレットはJim Dunlop社の6190(フレット幅:2.13mm 高1.01mm)を使用しています。どのメーカーも年代ごとモデルごとにもフレットのサイズが異なります。フェンダーのサイトでのフレットサイズの紹介のリンクです。

Fret Sizes 1

Fret Sizes 2

こちらはフジゲンアーチトップのフレット交換で使用したStewMac 148(フレット高:0.99mm 幅2.13mm)です。こちらのタイプのフレットがよく使われるようです。

こちらはアイバニーズのAS200のフレット交換で使用したStewMac 150(フレット高:1.35mm 幅2.79mm)です。こちらのサイズはアイバニーズではよく見かけるジャンボサイズのフレットです。ジャンボのフレットを好まれる方も多いかと思います。フレットのサイズが大きい分、手の小さい方には弾きやすいとも聞きます。StewMac 148に比べヴォリュームがあります。

代表的なフレットのメーカー

Jim Dunlop

Stewart-MacDonald

Luthiers Mercantile International

JESCAR

今回は自分が使用しているフレットのみの紹介ですが他にもたくさんサイズの異なるフレットがあります。メーカーによって同じ18%ニッケルシルバーなの柔らかかったりします。またニッケル以外のもステンレス製やブラス製のフレットもあります。フレット交換はフレットを交換するだけでなくレベリングなど細かい微調整も行いますのでプロのリペアマンに任せましょう。僕の場合は5フレットから12フレットあたりをよく使い5フレットから12フレットあたりのフレットのヤマが他の箇所に比べ早く潰れてしますのでフレット交換時にフレットを抜いた状態の時に指板を13フレットあたりから最終フレットまで0.数ミリ削り落としてあります。