Wes Montgomery ジャズレジェンド
Wes Montgomeryジャズギタリスト。 Wes Montgomery がジャズ界にあたえ影響は図り知れないです。ジャズを聴かれる方は当たり前のように Wes Montgomery の伝記はご存知な方は多いかと思います。 Wes Montgomery をギターを始めたのは19歳の時、1943年、結婚後2〜3ヶ月後ぐらいにアンプとギターを購入しギターを始める。ギターの前はテナーギターを持っていたいたようだが真剣にはやっていなかたようです。 Wes Montgomery はジャズギターパイオニアの Charlie Christian の演奏に衝撃を受けひたすた Charlie Christian のソロをコピーし、普段の仕事をしながらギターでの演奏活動も始める。 Lionel Hampton 楽団に加わりミュージシャンとしてもキャリアを始める。
Wes Montgomery の特徴でもある演奏法、親指弾きは有名です。これには色々説があり「夜遅くにピックでギターを練習していると奥さんがうるさい!と言ってピックでなく親指で小さな音で練習をしていた」という説をよく聞きますが Wes Montgomery がインタビーでは約2ヶ月親指を全く使わずピックで練習していたがピックの音が好きでないと言ってます。確かに昔は通常のフェンダーピックしかなかった時期、親指の方が柔らかい音、アコースティックな感じがしますね。またインタビーで Wes Montgomery はもしスピード、テクニックを求めるなら迷わずピックを使う。またプロフェッショナルミュージシャンとしてギターをやるならピックを選んでいたと。 Wes Montgomery 自身はプロフェッショナルになるわけでなく、趣味、楽しみとしてギターを始めたので自分の好きなようにギター弾き始めた結果ですね。
Wes Montgomery の特徴でもある演奏法、オクターブ奏法も有名ですね。同じ音をオクターブ上または下の音と2音同時に弾く奏法。 Wes Montgomery 自身はコードをあまり知らなく、本当はいろんなコードで弾きたいけどコードを覚えるには物凄い時間と動力がかかるためオクターブでコードみたいにそれぽく聞こえるので始めたという説もあります。タクターブ奏法は自分のソロのネタ切れでやよることもあり、そんな自分が嫌になり一時期オクターブを封印していた時期もあったみたいです。でも Wes Montgomery のオクターブのサウンドは誰にも真似はできませんね。
Wes Montgomery の弟 Buddy Montgomery はピアニスト、兄の Monk Montgomery はアップライトベースとフェンダーベース(エレキベース)とミュージシャン兄弟。兄弟でのレコーディングはいくつかあり、個人的に兄弟での演奏がとても自然でwesも自分の演奏ができ、自由に弾いているように感じます。他のレコーディングでは頑張ってる感が感じられたり、ライブでは上手くできていない様な消化不良の様な感じも聴き取れます。 Wes Montgomery の性格はどうな感じだったのでしょうか? Wes Montgomery はとてもシャイな人と言われている反面、弟 Buddy Montgomery はシャイでなく一人でいるのが落ち着くみたいとも。また自分の演奏も過小評価しているところもあったみたです。サンフランシスコでサックフォニストの John Coltrane と演奏をしていて John Coltrane は Wes Montgomery をレコーディングに誘っていたけど Wes Montgomery は自分はまだそんな Coltrane と一緒にレコーディングなんて…レベルでは….また Wes Montgomery は自分の演奏に不安があったみたいですね。コード、スケール、アルペジオも知らない、どこに「ド」の音がギターにあるか分からない中、演奏は怖いかと思いますが、しかし Wes Montgomery は鼻歌のようにギターを弾けていた事がどれだけ凄いことかと思うことは出来なかったのでしょうか?コードをG7など名前としては知らないにしてもコードの形はいくつか使いこなしてはいた見たですね。
ジャズ界では Wes Montgomery は名が知れていたけど生活していくには決して楽ではなかった。しかし、「A Day in The Life」の様なストリングスオーケストラを入れ、ビートルズの曲などコマーシャルソングを収録したアルバムは民衆にも注目を浴びた。後に一般にも認識される様になった Wes Montgomery は有名なアーティストになり、似たようなコーマシャルソングを収録したアルバムを後にも発表していくが全体の演奏は一般向けの様に聞こえ、正直 Wes Montgomery らしくない演奏で個人的に好きではないです。コマーシャルソングで有名になった Wes Montgomery はインタビーで「この演奏は僕ではない、前の僕のジャズをやっているアルバムを聴いてくれ!」と言っていた。有名になり嬉しい反面、その演奏の自分が評価されていることに物凄い葛藤があったかと思います。
Wes Montgomery というギタリストどんな方だったのか?僕のギターの先生 Joe Diorio 氏も Wes Montgomery とは仲の良い友でした。 Wes Montgomery のインタビーでも今世に出ていないけど気になるギタリストはと聴かれた時、最初に「 Joe Diorio 」と言われたのが印象的でした。 Joe Diorio 氏がシカゴに住んでいる時には Wes Montgomery は泊まりに来て朝まで一緒にギターを弾いていたみたです。また Wes Montgomery がプレーボーイ雑誌の撮影の前に Wes Montgomery が Joe Diorio 氏にいいギターポリッシュはないかと相談されたり。
レジェンドと言われるギタリストをみて見るとやはり今のジャズの弾き方、演奏の考え方は変わって来てるなと思います。昔の人はギターの教則本やジャズギター教室などなくジャズギターを弾くならレコードからコピーする。これしかなかったと思います。僕の先生もレコードを何回も聴いてコピーしたり、毎晩の様に今ではレジェンドと言われるミュージシャンの演奏をドリンク1杯で聴いてそのフィーリングをコピーしたりしてました。ジャズを上手く弾けるようになるにはひたすらコピー、コピーかと思います。
#ジャズギター